あさひさんぽ

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Vol.5

朝日岳登山

朝日岳①

平成29年7月8日(土)晴れ~9日(日)晴れ に開催された朝日岳山開き登山会の様子でご案内します。

7月8日早朝(朝日町殿町)、朝日岳山開き登山会の入山式が開催される小川温泉元湯ホテルおがわへ向かう。

「朝日町」という町名は、正面の名峰朝日岳にちなんで付けられました。

朝日岳入山式

入山式

1 主催者あいさつ 大蓮華山保勝会会長並びに朝日町観光協会副会長 蓬澤 正二

2 ご来賓あいさつ(激励のお言葉) 朝日町長 笹原 靖直 様

3 ご来賓紹介

4 リーダー等スタッフ紹介と注意事項 折谷 幸子 隊長

【参加者59名を5班と本部に編制、リーダーの指示に従って班ごとに集団で登山をする。】

班ごとに指定されたバスに乗り込み、北又小屋へ。

【これより10月末日までの登山シーズンが始まりました。】

朝日岳北又谷コースの基点は小川温泉元湯です。ここまでは、自家用車で入ることが出来ますが、小川温泉元湯から北又小屋までの林道は、許可された車両(タクシー等)しか通行できません。

なお、北又小屋までタクシーを利用されるお客様に対して、朝日町より1人当たり1,000円の助成金が出ることとなっています。

※遭難防止のため、北又小屋で必ず登山届の提出をお願いします。また北又小屋の管理人には、声掛けをお願いします。

朝日岳②

関係者によるテープカットで登山開始。朝日小屋まで6~7時間の登山です。

本日は朝日小屋まで向かい、9日御来光登山で頂上を目指します!

朝日岳③

北又小屋から吊り橋で北又谷を渡る。

総延長37m 幅0.9m 高さ12m 下を見ると足がすくみます。

朝日岳④

いきなり急傾斜、リーダーが参加者の状態を考慮してペースを調整する。初めは、とにかくゆっくり。

朝日岳⑤朝日岳⑥

5合目では軽い食事休憩と記念撮影。少し下ったところに水場があるので水分補給。

登山中は想像以上のきつい登りの連続で会話がなくなりましたが、休憩して少し笑顔が戻りました。

朝日岳⑦

やった~10合目・・・10合目が朝日岳の頂上ではありません・・・恵振山(1791m)です。

ここでも軽い食事休憩を取り、ストレッチ等体調を整え、リーダーに従いスタート、まだ3時間はかかるかも。

朝日岳⑧

クサリ場。岩場があり滑らないように注意して登ります。しっかりした鎖が下がっているので安心です。

朝日岳⑨

雪渓。班ごとに慎重に登ります。ひんやりとした空気が気持ち良いです。

前朝日岳を巻くようにして朝日平へ・・・足には疲労が蓄積して半歩づつしか進めません。

リーダーや班の皆さんの励ましで何とか無事朝日小屋に到着しました(約7時間)。

朝日岳⑩

山開き・登山安全祈願祭

朝日岳⑪

朝日小屋夕食(朝日小屋HPより)

朝日小屋での夕食・・・山小屋での夕食とは思えない満足感。

本部からは、明日の朝日岳登頂に関して、朝日小屋の皆さんや山岳関係者の方々が登山道を整備するために大変なご苦労をしていただいたとの報告がありました。本当にありがとうございました。

今日一日の頑張りと明日の朝日岳登頂、無事下山に乾杯。

朝日岳⑫朝日岳⑬

9日午前3時20分 晴れ 朝日小屋から朝日岳山頂へ向けて出発。

朝日岳登頂(約1時間)・・・言葉になりません。

そして、珍しいガスの中からの御来光です。

朝日小屋朝食(朝日小屋HPより)

充実した朝食(たたいた梅干しまで)、しっかりと食事をとって下山の準備へ。

朝日岳⑭

朝日岳⑮

ありがとうございました 朝日岳、朝日小屋の皆さん。

朝日岳⑮(オオサクラソウ)

朝日岳⑰(シラネアオイ)

朝日岳⑱(ミズバショウ)

下山時に少しだけお花を見ること(ほんの少しの余力)が出来ました。

無事に北又小屋まで下山(約4時間30分)。昼食は北又小屋の皆さんが作ってくださった、冷た~いそうめんとおにぎりを食べました。美味しい、疲れが癒されます。

休憩後、バスにて解散式(下山式)が行われる小川温泉元湯ホテルおがわへ。

朝日岳⑲

解散式(下山式)

1 主催者あいさつ 大蓮華山保勝会会長並びに朝日町観光協会副会長 蓬澤 正二

2 登山隊隊長あいさつ(総評) 折谷 幸子 隊長

3 朝日岳登頂認定書の交付

平成29年7月8日~9日 一泊二日で開催した朝日岳山開き登山会は59名全員が無事に下山することが出来ました。

この登山会が安全に楽しく開催できたのは、富山県警山岳警備隊、山岳遭難対策協議会、山岳関係者、朝日小屋の皆さん、北又小屋の皆さん、大蓮華山保勝会及び関係者の皆さんのサポートがあったからと深く感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。

◎あなたは、どの朝日岳に会いに来ますか?

夏の朝日岳には、お花畑に囲まれた心ときめく出会いがあります。

秋の朝日岳では、一面に輝く草紅葉・黄葉、そして色づいた木々たちが、静寂の時を演出しています。

朝日小屋は、管理人の清水ゆかりさん、スタッフの皆さんが何よりも家庭的なおもてなしと、心も体も安らげる手作りのお食事で、皆さまをお迎えします。

【朝日岳登山を楽しむために、特に守ってほしいこと】                           (朝日町商工観光課、大蓮華山保勝会、朝日小屋発行 「朝日岳」より)

・早出早着は、大原則。

・無理のない登山計画で、時間と体力に余裕をもって歩きましょう。

・必ず、登山届を提出しましょう。

・キャンプは必ず指定地で行い、マナーを守りましょう。

・天候の急変等に備えて、十分な装備でお越しください。

・かけがえのない自然を守りましょう。

・ゴミは持ち帰りましょう。