城山公園

城山公園は、朝日県立自然公園内の城山の山頂で宮崎城跡にあります。標高248mの城跡からは、東に天嶮親不知(てんけんおやしらず)、西には弧を描く富山湾の海岸線と黒部川扇状地一帯、さらには能登半島を望むことができます。

平安時代末期に、京都から脱出してきた以仁王(もちひとおう・後白河の子)の第一皇子である北陸宮(ほくりくのみや)を、木曾義仲(きそよしなか)と、越中の豪族であった宮崎太郎長康(みやざきたろうながやす)とが、越中宮崎の地に迎え入れたとされています。そして、城山に御所を造営したのが宮崎城のはじまりと言われています。三の丸には、北陸宮墳墓があり、京都にある北陸宮のお墓と分骨して納めてあります。隣には、宮崎太郎長康の供養塔もあります。
戦国時代には、上杉・佐々・前田氏らが城山に家臣を詰めさせていて、この地が軍事的に重要な場所であったことがわかります。

『あさひ城山公園』の桜は、とやま桜の名所70選にも選ばれています。公園内はとても華やかな八重咲きのサトザクラが中心で、海をバックにピンク色の花が映えます。周りの林内にもオクチョウジザクラやヤマザクラが花を咲かせます。

INFO

所在地
〒939-0702 富山県朝日町元屋敷字城ノ腰
TEL/FAX
TEL:0765-83-1100(朝日町役場農林水産課)
アクセス
あいの風とやま鉄道泊駅より徒歩1時間15分、車で14分
朝日ICから車で14分
※車では、宮崎側と笹川側から登れるルートがあります。
鹿嶋神社から城山頂上までふるさと歩道を登れます。
駐車場
有り

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