『大人の遊び、33の富山旅。』~人と人をつなぐ食文化~ 伝統的な町家でバタバタ茶を嗜む
『大人の遊び、33の富山旅。』
~人と人をつなぐ食文化~
伝統的な町家でバタバタ茶を嗜む
朝日町で古くから飲み継がれている「バタバタ茶」は、蒸した茶葉を発酵させた全国的にも珍しいお茶。五郎八と呼ばれる丸みを帯びた茶碗に煮出した茶を入れ、2本つなぎの夫婦茶筅でシャカシャカ。その動きがバタバタと慌ただしく見えることからその名が付いた。
そんなバタバタ茶を五感で楽しめるのが今回のプログラム。朝日町歴史公園内にある「旧川上家」に到着したら、まずは朝日町出身の野村彰氏が手がける赤川焼の五郎八茶碗から好きなものをセレクト。その器に地元の人たちがお手製のバタバタ茶を点ててくれる。古くは先祖の命日や冠婚葬祭といった大勢の人が集まる場所で振る舞われてきた。お茶をゆっくりと味わいながら、彼女たちの話に耳を傾けるのもこれまた一興。囲炉裏や土間のある昔ながらの佇まいも実に情緒に溢れている。
その旧川上家から徒歩一分の場所にある「なないろKAN」では、御膳料理の食後に期間限定でバタバタ茶をサービスしてくれる。館内には五郎八茶碗にも使われる赤川焼の陶房も併設され、陶芸体験などを随時開催。3月半ばから旧川上家で開催される作品展の期間中は、その体験教室の割引券も配布する。気に入った五郎八茶碗をお土産にして、自宅でお点前をすることで、よりバタバタ茶の魅力を知ることができるはずだ。
詳しくは、『大人の遊び、33の富山旅。』サイトへ
http://33toyamatabi.jp/tabi/tabilist021/